Macbook Air 2020が発表されましたね。シザー式キーボードの採用により、かなり良い仕上がりになっていたのではないでしょうか。その特徴をまとめつつ、筆者が使用しているMacbook Pro 2016と比較してみました。
シザー式キーボード、非Touch bar、RetinaディスプレイのMacBook
CPU性能なども勿論重要ですが、筆者が搭載してほしかった以下の要素すべてが盛り込まれたMacbookは久々に登場したと思います。
- シザー式キーボード(非バタフライキーボード)
- 物理Fnキー(非Touch bar)
- Retinaディスプレイ
筆者は2016年に当時使っていたMacbook Airを買い換えようとした際に、上記いずれも満たす商品が欲しかったですが、キーボードだけを諦めて、Touch bar非搭載のMacbook Pro 2016を購入しました。た
おそらく上記3条件を満たすのは、バタフライキーボードを導入してモデルチェンジする前(2015年0頃)のMacbook Pro以来では無いでしょうか。ただ、当時はバタフライキーボード導入によって、Macbook ProはAirと同等の大きさ・重さとなり、携帯性は非常に良くなったので、バタフライキーボード全てを否定するわけではないです。
新技術導入とユーザ利便性との相反
Appleは常に意欲的に新技術をMacに織り込んでくるので、その姿勢は本当に敬意を表するのですが、利便性の観点から賛否両論分かれるのがバタフライキーボードとTouch barではないでしょうか。
バタフライキーボードは打鍵した感触がかなり浅く、押すというよりは表面を撫でる感じでタイピングします。キーを強く押すくせがある人は、指先や肩が疲れるのではないでしょうか。筆者も今は慣れましたが、使用当時はミスタイプを頻発しており、家で使うときはほぼ外付けキーボードを使っていました。
また、どうしてもしっくりこないのがカーソルキーの「↑(上)」と「↓(下)」です。他のキーに比べて感度が悪く、できるだけ2つのキーの境界線側を、比較的強めに押さないと反応してくれません。ここだけがどうしてもストレスを生む元凶でした。
Touch barは、Fnキーが合った場所に細長い感圧式ディスプレイが埋め込まれているようなものです。写真の選択や動画の再生位置の調整など、連続的なデータの中から「ここだ!」というところを探すのには適しているようですが、一方でアプリによって異なるショートカットを見るためには、ディスプレイからTouch barへ一度目線を落とさなければならず、結局操作が若干遅れるようです。
また、日本語入力の場合には、変換にF5〜F10を使うと便利ですし、Excelを使う方だとF2は必須かと思います。また、筆者はMacにWindowsもインストールして使っていますが、終了(Alt+F4)、別名で保存(F12)なども程々に使うので、物理Fnキーがなくなることはちょっと辛い気がします。(Touch barにFnキーを表示することもできますが、操作が「押す」ではなく「タップ」になっていまいます。)
あと、他の方々のレビューを見ていると、誤ってTouch barからSiriを起動するミスタップが多いみたいですね。
Macbook Pro 2016とMacbook Air 2020の比較
自分の参考用に、2つのスペックを比較してみました。いずれもベースとなるモデルを記載しています。
Macbook Pro 2016 | Macbook Air 2020 | |
---|---|---|
プロセッサ | 2.0GHz Inte Core i5 | 1.1GHz Intel Core i3 (オプションでCore i5, i7もあり) |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 256MB | 256MB |
拡張性 | Thunderbolt3 (USB-C) 左側に2つ | Thunderbolt3 (USB-C) 左側に2つ |
ディスプレイ | 2560*1600, 227ppi | 2560*1600, 227ppi |
Touch bar | 非搭載 | 非搭載 |
キーボード | バタフライキーボード | Magic Keyboard(シザー式キーボード) |
Touch ID | 非搭載 | 搭載 |
重量 | 1.37kg | 1.29kg |
電源 | 最大10時間のワイヤレスインターネット | 最大11時間のワイヤレスインターネット |
Macbook AIr 2020に搭載されるCPUは世代が違うので、パフォーマンスはかなり向上しているようです。特にi5について言えば、Macbook Proの2018年モデルと同等またはそれ以上の性能があるとか。
ただ個人的には、現在使っているMacbook Pro 2016のキーボードがバタフライキーボードからシザー式キーボードに変化するだけで購入対象としてかなり魅力的です。もちろん、パフォーマンスが向上したり、ディスプレイがTrue Toneテクノロジー採用できれいになっていることも魅力的ですが。
Macbook Pro 2020 (13inch)は・・・?
直ちに購入に踏み切らず、ちょっとだけ待って期待したいのは、Macbook Proの13インチ版が出るのではないかというアナリストの推測です。現行のモデルだと、13インチProだけがバタフライキーボードのまま置き去りにされています。仮にAirを購入するとなると、筆者は以下のオプションは加えようと思いますので、13インチProがそれ以上の性能で出てくる場合にはそちらを購入しようかとも思っています。
- メモリを16GBに増設 +20,000円
- CPUはCore i5に +10,000円
- ストレージはできれば512MBに +20,000円
ベースが値下げし10万円台からとなった一方で、上記全て入れると15万円を超えるので、ちょっと考えてしまいますね。確かMacbook Pro 2016はオプションをつけず購入し、当時15万円前後だったかと思いますので、あまりオプション盛りすぎるとProが発表された後に公開してしまいそうです。やっぱりMacは高い・・・。
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